中国銀、経営幹部人材の紹介事業に参入
中国銀行は7月1日をメドに人材紹介業に参入すると発表した。人材サービス会社数社と業務提携し、中国銀の取引先企業からの希望に応じて主に経営幹部に適した求職者を紹介する。取引先企業の経営課題の解決を支援をすることで資金需要以外のニーズの取り込み増加につなげる考えだ。
現在、有料職業紹介事業に関する許可を申請中だ。取引先企業から求める人物像や求人条件などを担当者が聞き出し、人材会社が持つデータベースを活用して人材を紹介する。将来は人材サービス会社を介さずに、中国銀から直接紹介したいとしている。
同行ソリューション営業部によると、取引先の中小企業からは事業承継の際に後継者の右腕となる人材、本命の後継者への中継ぎとなる人材を求める声が多いという。規制緩和に伴い地銀の人材紹介業への参入が相次いでおり、中四国では既に広島銀行や愛媛銀行が手掛けている。