四国4地銀で自然エネファンド 総額22億円
四国の4地銀が設立した「四国アライアンスキャピタル」(松山市)は、自然エネルギー活用に特化した総額22億円の投資ファンドを設立した。存続期間は10年。まず第1号案件として、ダイキアクシス子会社で小型風力発電機を手掛けるシルフィード(東京・中央)に20億円出資した。企業の成長を通じた地域活性化を目指す。
四国アライアンスキャピタルによると、シルフィードはダイキアクシスの太陽光発電事業の固定資産を譲り受ける。風力と太陽光発電の管理集約による業務効率化を進める。譲り受けに伴う資金調達手段として第三者割当増資を実施し、新設の「しこくエネルギーファンド」が無議決権株式800株を引き受けた。
四国アライアンスキャピタルは阿波、百十四、伊予、四国の地銀4行が2018年に設立。事業承継や中小企業の再生を支援するファンドを運営する。