三菱UFJ銀、外部企業で助言業務 8月、行員に解禁
三菱UFJ銀行は行員が週1~2日程度、外部の企業で働く人事制度を8月に始める。主にスタートアップ企業で、財務や会社制度など銀行業務を生かした助言を担うことを想定している。各行員に外部の企業文化などに触れさせて、銀行内では得られない経験を積ませる目的もある。
まずは試験的に運用を始める。制度を使える行員数や期間は今後決める。2020年3月までに正式な制度として導入する。情報管理や労務管理が難しい副業は対象にしない。
大手銀行では外部で働くことを認める動きが広がっている。みずほフィナンシャルグループは今秋以降に社員に副業や兼業を認める。新事業の創出や事業承継の支援をできる人材の育成につなげる。
20年1月に65歳まで定年を延ばす三井住友銀行は、60歳以上の行員に対して自行での週3日の勤務を条件に副業を認める検討をしている。