秋田銀、M&A支援資格保有者60人に
秋田銀行はM&A(合併・買収)支援体制を強化する。一般社団法人金融財政事情研究会(東京・新宿)が認定する「M&Aシニアエキスパート」資格に50人が新たに認定され、資格保有者が60人になった。同行によると、東北地方の金融機関で最多という。専門知識を持つ行員が各地で相談に乗ることで、事業承継問題の解決を図る。
同資格はM&Aに精通した人材の養成を目的に2012年度に創設された。全国の認定者数は1日現在で2789人。
秋田県内の多くの企業が世代交代の時期を迎え、後継者不在の課題を抱えている。秋田銀は事業承継やM&A業務を重要プロジェクトに位置づけ、強化している。