個人保証「撤廃の流れ確実に」 経産相、日商会頭と会談
菅原一秀経済産業相は17日、日本商工会議所の三村明夫会頭と会談し、中小企業の事業承継が進まない一因とされる経営者の個人保証について「撤廃の流れを確実にしていきたい」と述べた。三村氏が「国全体の生産性向上には大企業も中小企業も成長できる新たな共存関係が必要」と指摘し、個人保証の廃止や第三者承継を促進する税制措置などを求めたのに応じた。
台風19号による被害についても意見交換した。商工会からは福島県など被害が大きい地域の被害状況を伝えた。三村氏は会談後、記者団の取材に「経産相には一つ一つ丁寧に応じていただいた」と話し、今後については「全体の実態を把握した上で政府に何を要求するかまとめていきたい」と述べた。