七十七銀ファンド、水産加工会社に2100万円投資
七十七銀行傘下でファンド運営の七十七キャピタル(仙台市)は19日、水産加工や野菜加工を手がけるカキヤ(宮城県白石市)に投資したと発表した。2100万円で株式を取得した。同社はサケフレークやカット野菜などを生産している。創業オーナーからの事業承継を進めており、ファンドが株主となることで経営体制を強化する狙い。
同社はカキやワカメなど水産物の卸売り事業からスタートした。付加価値の高い加工品も手がけるようになり、サケフレークやのりのつくだ煮などを展開。刺し身用大根のツマでは東北で大きなシェアを持つ。サラダ用カット野菜の需要が伸びており、商品拡充のための設備投資を計画する。
七十七銀と七十七キャピタルなどが出資した「77ニュービジネスファンド」は地域の中小企業に成長資金を提供し、事業承継や資本増強などを後押ししている。