めぶきFGなど、M&Aマッチングで広域連携
常陽銀行と足利銀行を傘下に持つめぶきフィナンシャルグループなどは27日、取引先企業のM&A(合併・買収)に関するマッチング業務で連携すると発表した。M&Aを検討する取引先の情報を共有し、広域で紹介しあえるようにする。広域連携で取引先の事業承継などを後押しするとともに、仲介手数料を得る機会を広げる。
めぶき傘下の2行のほか、百十四銀行、十六銀行、南都銀行、山口フィナンシャルグループが参加する。事業譲渡や買収など、取引先の希望や財務情報をデータベースに登録して共有し、マッチングにつなげる。M&A仲介業者と比べ、取引先企業を詳しく把握している強みを生かして成約につなげる。
これらの地銀・グループはいずれも、三菱UFJ銀行の基幹システムを基に構築した「Chance地銀共同化システム」を共同利用している。
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