宮崎銀行、経常益3年計300億円 新中期計画で新型コロナ考慮
宮崎銀行は24日、新しい中期経営計画(2020年4月~23年3月)を発表し、経常利益を3年間で計300億円とする目標を掲げた。新型コロナウイルスの感染拡大による影響を考慮し、「予備的対応」として50億円計上。現在の中期経営計画(18年4月~20年3月)に比べて22%少ない水準にとどめた。
融資関連の利益は現中計から22億円増やす。23年3月期末の総貸出残高は20年3月期末比5%増の2兆1600億円を目指す。地盤の宮崎県と鹿児島県の都市部では大型再開発が予定されており、資金需要を見込んでいる。
手数料収益も16億円増やす。法人向けでは事業承継やM&A(合併・買収)の支援体制を強化するため、人員を増やし外部のコンサルティング業務を内製化する。
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