佐賀銀行、営業強化へブロック制導入 専門人材配置
佐賀銀行は4月から「ブロック制」を導入し、営業力を強化する。営業エリアを9つのブロックに分け、事業承継やM&Aなどの分野に詳しい行員を各ブロックに駐在させる。地域の特徴に応じた、顧客の課題解決を支援する。
同行はコンサルティングを起点とする営業態勢の構築を、中期経営計画の柱にしている。ブロックは佐賀南、佐賀北、伊万里・佐世保、福岡中央などに分ける。
併せて、本部組織も改編する。営業統括本部は人財の育成と能力開発を進めるため、内部のグループを再編・新設する。人事制度も見直し、公認会計士や中小企業診断士などの資格を持つ行員に給与や処遇でインセンティブを与える。現在は主任に昇格するには約9年かかるが、優秀な若手は最短6年目に短縮する。ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定の2級取得を昇格要件に入れる。
IT企業のオプティムと共同で、人工知能(AI)などを活用したソリューションの企画・販売を目指す会社設立に向け、準備室を4月に設ける。
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