群馬銀行、群馬県内3信金と提携 中小の事業継承支援
群馬銀行は31日、高崎信用金庫(群馬県高崎市)や桐生信用金庫(同県桐生市)、しののめ信用金庫(同県富岡市)と取引先企業の事業継承を支援するためのM&A(合併・買収)で業務提携したと発表した。県内地方銀行と信金の連携で継承先を探し、中小企業の廃業を防ぐ。
群馬銀と3信金は今後、後継者問題を抱える中小企業や事業の継承先になる企業の情報を持ち寄り、M&Aによる事業継承が円滑に進むするように協力する。
特に県内企業同士のマッチングを促し、地域経済の活性化につなげていく。
群馬銀はコンサルティング営業部がM&Aによる事業継承支援に力を入れている。マッチング件数は増加傾向にあるという。
群馬銀は17年に大規模災害の発生に備え、相互支援協定を県内の信金・信用組合と結んでいるが、業務上の協定を県内信金と結ぶのは初めて。