社会と地方、中堅・中小企業の未来を創っていくギルド型フリーランス集団|Start-X合同会社

地方そして、中堅・中小企業の課題にフリーランス集団で向き合う組織Start-X合同会社をのC E O山口偉大氏。
祖父の事業承継をキッカケに、元々やっていたフリーランスの事業をより大きく、そして大手企業の支援から地方/中堅・中小企業向けの支援にシフトチェンジを行った背景などをお伺いしました。

Start-Xの誕生と事業承継の関わり

――○御社の事業内容と、事業承継との関わりや地方・中堅・中小企業の支援を行っている背景をお伺い出来ますでしょうか。

山梨県上野原市が故郷なんですが、元々祖父が電力・通信関連の企業を経営してました。少人数で経営しており、二代目を私の叔父に当たる人が引継ぎ経営を続けておりました。
しかし、叔父が体調を悪くしたときに、後継が不在であるということを感じ、ある種の問題意識が芽生えた形です。
そこで、実際に「事業承継」に興味を持ちました。
調べていくうちに、同じような境遇の企業が少なくなく、国内でもこんなにも課題視され、社会問題であるということに驚いたと同時に深く興味を持つきっかけとなりました。

――○お爺さま、伯父様の会社には子どもの頃によく伺ったりしてたのですか?

そんなに詳しい訳ではないです。ただ、田舎ですので祖父が経営している会社を覗いたりとかは、たまにしてました。
印象的な部分としては、祖父は電力・通信関連の企業の経営をしながら、同時にスナックを経営しており。
電力・通信関連の仕事の後にスナックに向かっている姿は覚えています。家では寡黙で静かなイメージの祖父が、華やかなスナックを経営しているというちょっとしたギャップを感じていました。
実際に話を聞くと最終的には叔父の代でも黒字の起業だったそうです。
スナックは知人に譲り、本体の事業は畳んだと伺ったので、黒字なのになんでだろう。
という疑問と、そうせざるおえない地方の雇用の問題を強く意識しました。

――○実際にご自身で事業を開始された際にも、お爺さまの影響がおありだったのでしょうか。

元々、フリーランスで大手企業の新規事業を構築する支援を2015年より行ってました。
しかし、大手企業だけでは事業変革の腰が重かったり、折角構築したアイデアなどが事業化を行うのに、時間がかかるということを感じたのが一つのターニングポイントです。

そういう意味では、叔父の経営者としての課題を別の形でも支援をしたいと感じたこともあり、取り組む企業を「地方・中堅・中小企業」とした事はあります。

また、地方・中小企業に対して提供できるサービスやアセットを複数持ち合わせており、幅広く支援できる我々の事業モデルでこそより多くの地方・中堅・中小企業の支援に役立てられると考えております。

――○M&Aアドバイザリーなども実施されていますが、P M Iなどにも力を入れているのでしょうか。

特段力を入れているというわけではないですが、事業戦略・財務コンサル・デジタル支援(D支援)を実施する中で求められて実際に数案件を対応しております。
事業戦略・財務コンサル・デジタル支援(DX支援)を行う中で、中長期的なお付き合いが生まれるのでその中で必要なサービスとしてPMIの支援があるという感じです。

ギルド型フリーランス集団という新しいサービス

――○ギルド型フリーランス集団というのも、時代にマッチしていて先進的だと思うのですが、どのような形式の組織になるのでしょうか。

現在30名程度を抱えており、理念に共感をしてくれたプロフェッショナルが集う集団です。

地方/中小・中堅企業を支援したい。地元を応援したいという理念にマッチした人材が、お金ではなく、やりがいを求めて集ってくれています。

事業の課題を解決にあたり着想していくとどうしても、社員や会社の形態に縛られてしまうことが少なくありません。
社員・会社の形式にとらわれることで不必要に費用を多くもらわざる終えなかったり、必要な予算以外の部分でコストが増えてしまうことをしばしば感じます。
中小・中堅企業を支援する場合、プロジェクト単位で実行を行なっていくため、結果として、想いに共感・共鳴したプロフェッショナルのフリーランスが、必要に応じて関与するモデルで実施する事で、低コストで高パフォーマンスを実現しています。

一つのこだわりとして、理念共感したフリーランスを中心に据えている為、採用費用はかけず、リファラルやS N S、フリーランスのプラットフォームを経由して参画してくれているというのも特徴です。

実際に、H R領域の事業をやっていたこともある為、採用マーケティングにも自信がありますが、現在は費用をかけないことでも集ってくれている仲間を大切にしています。

――○『中長期的には、「事業承継」の問題を根本解決したいと本気で考えています。』とホームページに記載がございますが、現状ではどのような構想でいらっしゃるのでしょうか。

在目下新型コロナウイルスの影響下にあり、中堅・中小企業向けの無料相談サービスを4月1日よりスタートしました。
先ずは、できることからという形で、事業転換やポートフォリオの見直し、財務戦略、テレワーク、D X推進など様々な課題に対して、1年間無償提供を実施いたします。

月に1回最大2時間の相談にはなりますが、1年間無料支援を行う企業はまだ少ないと思ってます。

フリーランス人材がフォローを行うので、成長企業で活躍する優秀な人材のスキルを体感していただくことが可能となっております。

 

Start-X合同会社 CEO:山口 偉大氏

祖父の会社が親族内承継を行った後、承継した親族が亡くなってしまったことにより廃業した過去があり、その問題をお金だけではなく”人”によって解決できないか?という想いからこのStart-Xという会社はスタートしております。
中長期的には、そんな「事業承継」の問題を根本解決したいと本気で考えています。
そのために、現在はチームによる支援を行っていくことで地方・中堅中小企業の経営課題解決の一助となれればと考え日々ご支援しております。
ぜひどんな経営課題も気軽にご相談いただけますと幸いです。

◼︎経歴/プロフィール
早稲田大学在学時に、EC事業を共同創業。日米でのビジネスを展開。卒業後は、新卒で株式会社ベクトルへ入社。ナショナルクライアントを中心に幅広いPR/マーケティング支援に従事。その後、IT/HR業界へ転身。4年連続で数億円規模の事業を作り続け、株式会社Branding Engineerでは各事業の事業部マネージャーや経営企画を歴任。※パラレルワーカーとして複数のStart-Upやベンチャー企業の新規事業立ち上げを同時支援

2019年7月より独立。Business DesignerとしてStart-Upから一部上場企業まで幅広い業種・規模の企業様の新規ビジネス立ち上げ/成長を支援中。

事業承継ラボ

日本は大廃業時代に突入するとも言われ、 「事業承継」をいかにうまく行うか。そして、次の世代交代で新たなチャレンジを「IT」と「マーケティング」を活用して実施していく必要がある。 そんな、チャレンジングな強い日本企業の成長を支えて行きたいと考えています。 Facebook URL https://www.facebook.com/jigyoshokeilabo/ Twitter URL https://twitter.com/jigyoshokeilabo