北海道八雲町、官民で起業支援の地域商社
北海道八雲町は7月に官民出資の新会社「木蓮」(もくれん)を設立する。噴火湾パノラマパークにある物産店「丘の駅」やふるさと納税返礼品開発などで収益を得ながら、起業家育成や事業承継支援などに幅広く関わる地域商社を目指す。
資本金1101万円は町が1000万円、八雲商工会が100万円を出資。実際の運営は、1万円を出資して代表取締役に就く佐藤有季氏ら町内の若手経営者が担う。木蓮は花言葉が「持続性」で、成長が速いことから選んだ。
6月29日に八雲町役場で開かれた発起人会で、岩村克詔町長は「経営者をつくる会社にしたい」と期待を表明。佐藤氏は「結果を出して地元に恩返しをしたい」と意気込んでいた。