大商の尾崎会頭、続投の意向 コロナや万博対応に意欲
大阪商工会議所の尾崎裕会頭は20日の記者会見で、10月末で任期満了を迎える会頭職について続投する意向を示した。同時期に任期を終える副会頭のうち西村貞一氏(サクラクレパス会長)と古川実氏(日立造船相談役)が退任し、新たに黒田章裕氏(コクヨ会長)と広瀬恭子氏(広瀬製作所社長)を推挙する考えも発表。正式には11月の議員総会で決まる。女性の副会頭は大商では初めて。
尾崎会頭は続投の理由を「新型コロナ禍の影響を大きく受けた大阪関西経済を再び成長軌道に戻すことに力を注ぐ」と発言。2025年国際博覧会(大阪・関西万博)についても「成功するようにさらに努力していく」などと述べた。
今後は特に新型コロナ禍で苦境に陥る企業の事業承継を支援するほか、「大阪の新しい産業を興すことに関わっていきたい」と意欲を語った。
大商の役員任期は3年。尾崎会頭は2015年12月に就任し、今年11月に再任されれば3期目を迎える。