クレジオ・パートナーズは、広島に拠点を置き、中国四国地域を中心としたM&A・事業承継専門のコンサルティングファームです。事業承継は「ロジカル」と「エモーショナル」が重なり合う現場であり、オーナー経営者に寄り添った支援を目指しています。

■社名の由来や事業立ち上げの経緯を教えてください。

クレジオ・パートーズの意味は「Contribution to REGIO」を指します。“REGIO”は「地域」という意味で、「地域へ貢献したい」という想いを込めました。そのため、当社には地域に想いを持ったメンバーが多数在籍しています。

私自身が、広島・高松・岡山育ちであったこともあり、地域へ貢献したいという想いが強くありました。前職が山田FAS株式会社(現・山田コンサルティンググループ株式会社)であり、上場オーナー系企業・ 非上場オーナー企業・IPO準備企業のM&A・事業承継・企業再編・資本政策アドバイザリー業務に携わっていたため、ファイナンスを通じて、地域経済へ貢献したいという想いから事業を立ち上げました。

■事業を立ち上げた背景を教えてください。

「地域でファイナンスを仕事にしたい」という想いが強くありました。税理士の資格を取った後に、より専門性を高めたいと思い、山田コンサルティンググループの門を叩きました。同グループでは、前述のとおり、はじめは上場企業向けのファイナンスを学び、その後もM&Aや事業承継の支援等、幅広くファイナンスについて学ぶことができました。

自分自身の想いとして、やはり地域への想いは強かったです。特に自分が育った地域である広島・岡山・高松をはじめ、中国・四国地域には人一倍思い入れがありました。
また、「ロジカル」と「エモーショナル」が交わる現場に関わりたいという想いがありました。具体的には、ファイナンスという数字で語り、理路整然とした「ロジカル」に考え抜く要素を自分達の専門性にしつつ、それでいて家族や地域の人間関係等、感情が伴い、人間味溢れる「エモーショナル」な地域に密着し、共に考えていくパートナーであること、どちらか一方ではなく、どちらも混ざり合う場所が好きだという想いがありました。

山田コンサルティンググループでは、最後の三年間は、広島支店の立ち上げに関わることができました。そこでは、自分が目指していた理想に近い仕事だったと思います。ただし、やはり自ら起業してみないと分からないことがあると感じたことと、自分自身にとってよりハードルの高い道を選択したいという想いから、自ら事業を立ち上げる選択をしました。

自らの足で立ち上がったことで、前職では関わることができなかったネットワークを得ることができ、我々が本社を置く広島をはじめ、中国四国地域の経営者の皆さまに少しずつ受け入れられているのではと感じることができ、こういった点が地域の良さであり、温かさだと改めて認識することができました。今でも、感謝の想いは続いていますし、当社の事業を通じて恩返ししたいと思っています。

 

■具体的にはどういった支援を行うのでしょうか。

クレジオ・パートナーズの主要サービスの一つはM&Aアドバイザリーです。

現在、日本は経済が成熟し、全国的にも後継者不在率の高まりと、経営者の高齢化という課題があり、事業承継の一つの選択肢としてM&Aが注目されています。中国地域は岡山以外の4県が後継者不在率のトップ10に入っていることもあり、特にその課題は深刻です。また、事業承継以外にもベンチャー・スタートアップと呼ばれるような新興企業の出口戦略としてもM&Aは注目されています。M&Aを戦略的に活用して事業成長を図る企業にとっても、これらの地域経済を取り巻く環境から、注目が高まる状況になりつつあります。

当社ではM&Aに関するサポートをワンストップで行うことが可能です。売り手企業さまにとっては、M&Aのご相談から、買い手企業候補の探索と打診、マッチング、M&A実行に向けた交渉や手続き等について、一貫したサポートを行うことが可能です。地域金融機関や各県の事業引継ぎ支援センター、弁護士・不動産鑑定士・行政書士・税理士等の専門家とネットワークを有しているため、円滑なM&Aのサポートを行っております。前職の関係から、地域だけでなく主要都市圏とのネットワークも有しているため、独立系のコンサルティングファームである強みと地域密着と広域のネットワークを活かしつつ、秘密厳守の公平性の高いサポートを心がけています。

 

もう一つの主要なサービスとして、事業承継アドバイザリーがあります。

これは、主に事業承継において、親族内承継や従業員承継を目指すオーナー経営者さま向けのサービスであり、「事業の継続・成長」の視点から、オーナー家の相続税の納税資金対策としてのキャッシュ確保への対策や、経営管理体制の構築、グループ会社株式の分散防止、議決権の集約など、グループ企業の長期安定経営を見据えて計画策定を行い、実行までサポートします。

当社は税理士の有資格者メンバーが多数在籍していることもあり、こういった資本に関するコンサルティングサービスも可能なところが、M&Aのみを取り扱っている専門業者とは異なる点になります。第三者に事業を引き継ぐM&Aも、親族内承継・従業員承継も、オーナー経営者にとっては選択肢の一つであり、地域とその会社の成長と永続の視点からベストな選択肢を提示し、意思決定・実行までサポートできるパートナーを目指しています。

また、当社の特徴として、地域の専門家集団としてグループ体制を取っていることも特徴の一つです。当社がM&A・事業承継に強みを持ちつつ、事業再生・IPOに強みを持つビズリンク・アドバイザリー、税務業務に強みを持つ税理士法人いぶき、会計監査・内部統制の構築支援を提供するビズリンク公認会計士共同事務所、これら4つがビズリンク・グループとして連携することで、地域における財務・税務・会計の専門家集団を形成しています。

 

■得意としている専門領域を教えてください。

大枠ではM&A・事業承継になりますが、エリアという意味では、中国・四国地域が中心です。地域密着なので地域のステークホルダーと関係性がつくりやすいと思っています。また、当社の特徴として、前職からの流れで、東京・大阪・首都圏の企業とのネットワーク構築も学んでいるので、広域的な取組ができる強みがあります。地域密着と広域連携を両立することで、経営者の皆さまに様々な可能性を提供したいと思っています。

業種という意味でいうと、地域に必要な産業であれば当社はこだわりません。これまで取り扱った事業も建設業から、小売業、医療福祉まで地域を支える様々な業種を取り扱ってきました。特に建設業関係のお問い合せが多いと感じていますが、幅広い産業からニッチな産業まで、地域を支える大事な企業として、全力でその課題解決に当たります。

事業承継領域についてもエリア・業種はM&Aと同様ですが、プロジェクトベースのお付き合いになりますので、どうしても期間が長くなってしまいます。中国・四国地域において、特に事業規模が大きく、経営体制のガバナンスや資本政策の検討が必要なお客さまが対象となってしまいます。地域だと資本政策分野のプロフェッショナルはどうしても少なくなってしまう印象ですので、日々専門性を磨きつつ、努力を惜しまずご支援したいと思います。

■今後特に支援をされたい内容はありますか?

一つは、やはり事業承継に悩まれるオーナー経営者をご支援したいです。「ロジカル」と「エモーショナル」が混ざり合う場が事業承継の現場であり、経営者に寄り添ったサポートを目指しています。元々の性格がおせっかいですし、むしろ「おせっかいでいたい」と感じています。時には専門性の高いファイナンスの議論をし、時にはオーナー経営者の家族を交えて、ベストな方向性について提案を行う、というような、地域に身を置くからこそ、普通のコンサルティング会社とは異なり、一歩踏み込んだ関係性の中で、共に歩むパートナーであることを目指したいと思っています。M&Aはあくまで事業承継の一つの方向性なので、親族内承継、従業員承継も含めてオーナー経営者に多様な選択肢を提案し、意思決定を支えるような存在でありたいと感じています。

加えて、地域にはその産業を支える企業があり、経営者がいます。世間で注目を浴びることは少なくても、地域を想い、地域を支え、全国・世界の市場に果敢にチャレンジしている方々がいらっしゃいます。M&Aはあくまで手段です。M&Aを用いることで、事業の成長速度を上げ、新しいチャンスを得ることも可能です。ファイナンスという視点で、地域の素晴らしい経営者の事業を加速させ、人口減少が課題となる地域からいかに強い産業を創出することができるかという視点も大事だと考えており、そういった素晴らしい経営者が前を向き、周りを見渡す時のパートナーを目指しています。事業を通じて、地域の「進化」と「成長」と「永続」を促すことが我々のミッションであると、会社の中では強く意識しています。

 

■経営者・後継者へ伝えたいメッセージを教えてください。

オーナー経営者には3つの顔があると思っています。事業を継続・成長させるいわゆる経営者としての側面と、企業の株式を保有する資産家としての側面、また、家族を支え、家族を守る親・子の側面があります。いずれも軽視できない側面ではあるのですが、どうしても経営者としての側面が強調されがちです。

当社としてはオーナー経営者のいずれの側面からもお話ができるパートナーを目指したいと思っています。「経営者は孤独である」というお話をよく聞きますが、代表者保証を抱えながら、事業に果敢にコミットする異質な存在がオーナー経営者であり、その経営を引き継ぐ方々だと思っています。そういった経営者を陰ながら支えることができるよう、我々も日々最新の情報を取得し、専門性を磨いています。

そういった意味で、あまり肩ひじを張らずに、経営者の方が築き上げられた実績を我々も学ばせて頂き、一緒に未来を語ることがしたいと思っていますので、お気軽に接して頂けると嬉しいです。「会う度に好きになる経営者に会える」というのが、当社メンバーの一番の幸せです。

 

クレジオ・パートナーズ株式会社
代表取締役:李 志翔氏

《代表プロフィール》
広島・岡山・高松育ち。
税理士・宅地建物取引士。コンサルタント歴17年、累計実績200件超。
上場オーナー系企業・ 非上場オーナー企業・IPO準備企業のM&A・事業承継・企業再編・資本政策アドバイザリー業務を行う。