業界初の募集型M&Aプラットフォーム”M&Aクラウド”とは?特徴からサービス内容まで徹底解説!

M&Aクラウドは、中小企業・ベンチャーを中心にM&A・資金調達マッチングプラットフォームを運営するスタートアップ企業です。
及川 厚博氏(現CEO)を中心に、実際に会社の売却した経験を持つメンバーで2015年に設立されました。CEOである及川氏は、大学在学中に創業した会社を別事業に集中するため事業譲渡しました。その際に経験した苦労や課題をテクノロジーの力で解決したいという想いから株式会社M&Aクラウドが設立されました。

M&Aクラウドがなぜ急成長しているのか

M&Aクラウドは、現在急激に成長しており、2018年にサービスを開始してからわずか1年半で売り手企業2000社を突破しました。その実績は、売り手登録者数3,358社(56%がIT案件)、掲載買い手企業314社、希望企業とのマッチング率84.0%となっています。求人広告のようにM&A・出資ニーズをプラットフォーム上で掲載しているM&Aクラウドですが、主に3つの特徴があります。

 

1. 業界初の募集型M&Aプラットフォーム

M&Aクラウド最大の特徴は、募集型M&Aプラットフォームと言えるでしょう。

通常のM&Aマッチングサイトでは、主に売り手側が情報を公開し、そこから買い手企業が交渉を打診するのが一般的です。
それに対して、M&Aクラウドのマッチングサイトでは、買い手がM&A・出資ニーズ、投資実績、弊社独占インタビューなどを公開しています。また、世界初の買い手の顔が見えるM&Aマッチングプラットフォームとなっています。

これにより売り手企業側は、買い手企業の経営戦略や事業上の強みを含めたM&A・出資ニーズを知ることで、自社の成長を加速させることができる最適な買い手企業を探し出すことができるので、ミスマッチのないM&Aを進めることができます。また、売り手企業は匿名登録により掲載企業からスカウトを集めることもできます。

 

2. スピード面談

M&Aクラウド利用者は、実際にマッチングしてから平均一週間で面談をすることができます。仲介業者が入らず買い手との直接取引を可能にしている為、速いスピードでの面談を可能にしています。
また、M&A・出資ニーズを掲載している買い手企業に、売り手企業が自ら売却や資金調達に関するアプローチができる業界初のビジネスモデルを採用しており、人手を介さないことで効率的なマッチングをすることが出来ます。
他社のオンラインプラットフォームは仲介業者が登録している案件が多く、仲介業者に支払う手数料が発生しますが、M&Aクラウドは売り手企業が直接登録しているため、余計な手間やコストをかけずに最適なパートナー候補に直接取引が可能になっています。

 

3.売り手企業は、完全無料

通常の仲介サービスとは異なり、着手金や中間金、成約手数料なしの完全無料で利用できるのが特徴です。そのため、M&Aクラウドで会社を売却すれば、ほぼ実費のみのコストでM&Aを実施することが可能です。

買い手企業がM&A広告を掲載しており、売り手企業をオンライン上で集客できることから運営コストを格段に下げることができます。また、買い手企業から掲載費用と成約手数料を受け取っているため、売り手企業は無料で利用できる仕組みになっています。

さらに、無料アドバイザーに相談することもできます。アドバイザリー自身が起業の経験、売却の経験を有しているため、経営者の気持ちを汲み取った条件での売却を可能にしています。具体的には、下記のような相談に無料対応してくれます。追加オプションにより正式にアドバイザーと顧問契約を結ぶこともできます。まずは無料相談を受けて、最終的にアドバイザリー契約を結ぶかどうか判断しましょう。

 

※M&Aクラウドを買い手側として利用した場合は、メディアの広告料金と成約時の成約手数料が発生します。成約手数料の具体的な額は事例によって変わりますが、M&Aクラウドのホームページによると、業界最安値水準であると謳っています。

【M&Aクラウドの手数料】

売り手側 完全無料(アドバイザリー契約は別途料金)
買い手側 メディアの広告料金と成約手数料(最低報酬150万円)

 

M&A利用によるマッチング方法

買収企業検索は、M&Aクラウドの「積極買収・出資企業一覧」というページから行います。企業情報・買収条件・フリーワードを入力することで簡単に企業を検索することができます。

売り手側にとっては、情報を掲載して買い手がつくのを待つのではなく、自分から積極的に買い手企業を選べるのが利点です。
具体的には、必要事項を入力して「売却を打診する」ボタンを押すと、買い手候補の企業の担当者に入力内容が送られます。入力した自社の情報は、打診の段階では打診先の企業に通知されるだけとなっています。入力した情報が他へ公開されることはありません。

自社から売買を打診した買い手企業にしか情報が明かされないので、「M&Aマッチングサービスに興味はあるけど、自社の情報をあまりネット上で公開したくない」という場合にもおすすめです。

売却の打診後、買い手候補企業の担当者から直接メッセージが届きます。そして、諸条件が合ったら面談に進むという流れです。このように、直接担当者とやり取りができることによって、スムーズな取引ができるようになっています。

 

サービス利用の流れ(売り手の場合)

1.無料会員登録
30秒で登録が完了出来ます。基本的な会社情報だけを入力します。登録後は全ての買い手のM&A・出資ニーズの詳細閲覧、M&Aお役立ち資料のダウンロードなどが可能になります。

2.売却情報を登録
売却案件情報を登録すると、各種機能が利用できるようになります。プロのアドバイザーによる無料相談や無料入力代行もサポートしてくれます。M&Aクラウドでは、他の仲介業者との併用も可能です。

3.買い手に直接打診しマッチング
気になる買い手に直接アプローチができます。また、売却案件を登録しておくだけで優良買い手企業からスカウトを受け取ることも出来ます。
※以上がマッチングまでの流れ

4.買い手と交渉開始
買い手に打診が承諾されたら、優良買い手企業の責任者と直接交渉が開始できます。スピーディにやり取りが出来る企業が多いため、すぐに面談設定をする必要があります。

5.買い手と面談開始
買い手の責任者と面談を行い、交渉を進めましょう。何か疑問点がある場合はプロのアドバイザーに無料で相談ができます。

6.成約
基本条件が固まり、デューデリジェンス(投資先の企業価値やリスク調査)を終えたら、契約交渉をしましょう。契約がまとまれば、晴れて成約となります。

 

サービス利用までの流れ(買い手の場合)

1.サービス利用契約
M&A事業支援サービス利用契約書の締結。

2.取材・掲載ページ作成
M&A募集記事作成のための取材を行います。M&Aクラウドのプロのカメラマンとライターが訪問します。

3.M&Aクラウドに掲載開始
募集記事の確認後、掲載を開始してサービスの利用開始となります。掲載後でも貴社で募集記事の修正が可能です。M&Aクラウドでは、資金調達もサポートしてくれます。
※以上がマッチングまでの流れ

4.売り手から打診を受ける
待っているだけで売り手から打診が来ます。また、自ら売却案件にスカウトを送ることも出来ます。

5.売り手と交渉開始
興味のある売り手の打診を承諾したら、すぐに直接やり取りが可能になります。

6.成約
基本合意をしてデューデリジェンス(投資先の企業価値やリスク調査)を終えたら、契約交渉をしましょう。契約がまとまれば、成約となります。

 

 

M&Aクラウド利用に関する注意点

M&Aクラウドを利用する際に注意しておきたい点は、以下の通りです。

・相場より安く買われてしまうケースもある
・自力での書類作りや交渉に時間がかかってしまう
・信頼できる買い手かどうか自分で見極めなければいけない

資金調達や事業承継を目的にM&Aクラウドへの登録を検討している方は、事前にご確認ください。

 

1.相場より安く買われてしまうケースもある

M&Aクラウドは安くてスピーディにM&Aを実現できるサービスですが、基本は売り手と買い手が当事者同士で手続きを進めていくことになります。そのため、M&A交渉に慣れている買い手に安値で買い叩かれてしまう可能性もあるので、M&Aに詳しい人が社内で用意できない場合不利になるケースも多いです。

売り手にとってM&Aは一度きりの決断ですが、買い手の多くは何度もM&Aで会社を買収し、成長してきている会社かもしれません。自力で交渉を進めることに不安がある場合、また少しでも交渉を有利に進めて高値での売却を狙いたい方はアドバイザーを付けるなどの検討も必要です。

 

2.自力での書類作りや交渉に時間がかかってしまう

M&Aクラウドの基本サービスでは、M&Aの準備や交渉、手続きを基本的にはすべて自力で行わなければいけません。アドバイザーと連絡を取り適宜アドバイスをもらうことは可能ですが、無料で交渉に同席してもらったり、代わりに資料作成をしてもらうことはできません

M&A手続きの中で特に時間がかかってしまうのが、交渉前の段階で買い手に提出する書類作成です。M&Aに必要な情報を過不足無くまとめるには、どうしても時間がかかってしまいます。またアドバイザーの力を借りない場合は、交渉に時間がかかることも多いのでM&A業務が通常の業務を圧迫してしまう可能性もあるのです。

買い手に提出する資料を定額で作成してくれるサービスもあるので、通常の業務で手一杯だという方は利用を検討してみましょう。

 

3.信頼できる買い手かどうか自力で見極めなければいけない

M&Aクラウドのように自分で買い手企業を探すタイプのサービスで一番難しいのが、信頼できる買い手企業の見極めです。M&Aクラウド上に情報を登録するには一定の審査があるため、M&Aクラウドで出会う買い手企業は十分な資金があり、会社としての実績も確かな会社が多いでしょう。

しかし、最初から売り手を買い叩くつもりで話を進めてくる買い手企業がいる可能性も無くはありません

M&Aクラウドは売り手主体でM&A相手を探せるのが最大の魅力です。アドバイザーに買い手企業の選び方を無料で相談することはできるものの、買い手企業を自由に選択できることがリスクでもあることを忘れてはいけません。無料相談で受けられるアドバイスのみでは上手く買い手を選べる自信が無いという方は別のサービスを併用したり、M&Aクラウドの有料サービスを利用するのがおすすめです。

以上が、M&Aクラウドを利用する際の注意点です。M&Aクラウドは非常に便利で使いやすいサービスですが、無料で受けられるサポートの範囲が広くない点には注意が必要です。サポート面で不安がある場合は、有料サービスの利用を検討するか、M&A仲介会社などアドバイザーがトータルサポートしてくれる相談先を選びましょう。

 

M&A仲介企業も併用すべき?

M&AクラウドとM&A仲介会社を併用すべき理由について、解説していきます。WEB上でスピーディにM&Aの買い手を探せるM&Aクラウドと併用するなら、充実したサービスが受けられるM&A仲介会社がおすすめです。

M&AクラウドなどのWEBサービスは、売り手側の手数料がほとんどかからないことに大きなメリットがあります。しかし一方で、料金が安い分専門家のアドバイスを直接受けることができないので、M&Aの成功率は落ちてしまいます。「M&Aについてあまり詳しくない」「どうやって買い手を選べば良いのか分からない」という方は、アドバイザーが直接サポートを行うM&A仲介会社も併用すべきです。

 

まとめ

M&Aクラウドは数あるマッチングサービスの中でも独自のシステムを強みとしており、他のマッチングサービスで満足できなかった方にもおすすめできるサービスだといえます。

売り手主導でマッチングを行うことができるためM&Aを実施したい企業が明確になっている方、会社の売却をExitの目標として掲げている方には特におすすめです。M&Aクラウドについて詳しく知りたい、利用したいと思った方はぜひホームページをご覧ください。

 


株式会社M&Aクラウド
代表取締役CEO 及川 厚博 氏
2015年設立

事業承継ラボ

日本は大廃業時代に突入するとも言われ、 「事業承継」をいかにうまく行うか。そして、次の世代交代で新たなチャレンジを「IT」と「マーケティング」を活用して実施していく必要がある。 そんな、チャレンジングな強い日本企業の成長を支えて行きたいと考えています。 Facebook URL https://www.facebook.com/jigyoshokeilabo/ Twitter URL https://twitter.com/jigyoshokeilabo