経営者が本当に求めているニーズに対して、会計税務・FAS・金融のプロフェッショナルが多岐に渡ってご支援されている南青山アドバイザリーグループ
創業から1,000件以上もの支援をしてきた実績と取り組みについて、CEO/公認会計士・税理士の仙石氏シニアマネージャー/税理士の佐野氏に伺いました。

侍のように刀一本で戦える専門家を目指して

――南青山アドバイザリーグループをスタートした背景をお聞かせ下さい。

仙石氏:
私が、南青山アドバイザリーグループをスタートした背景は、もともと実家が会社を経営しており、子供のころから経営者である親の背中を見てきたので、”経営をしたい”という想いがずっと心の中にあったことが大きな要因です。

私のキャリアは2002年、公認会計士試験2次試験合格後、有限責任監査法人トーマツへ入所したところから始まりました。東証一部上場企業等の各種法定監査業務、株式公開支援業務、外部向け研修サービスに従事し、またマネージャー業務など様々なコトを経験させて頂きました。

その後、トーマツを退職することになりますが、トーマツが嫌だから退職したわけではなく、当初から持っていた”経営をしたい”という想いを叶えるために退職しております。

トーマツ退職後、トーマツ時代の先輩が経営しているAKJパートナーズで経営について学ばせて頂きながら1年半お世話になって、2013年の4月に南青山グループ(現南青山アドバイザリーグループ)をスタートしました。

会社HP:https://minami-aoyama.jp/

 

――侍のように、刀一本で戦える専門家を目指して

仙石氏:
私の先祖は、仙石秀久という戦国時代から江戸時代にかけて活躍した武将です。家紋は、貨幣としてよく知られている「永楽銭紋」であり、昔から私自身お金との関りが深いと考えていました。また、侍のように刀一本で戦えるような専門家になりたいと思い会計士を目指しました。この想いを忘れず、お客様をご支援していきたいと考えています。

また、ビジネスをしながらファンを広げていくという考え方の「business to fan」という言葉があります。南青山アドバイザリーグループでもその考え方が重要だと考えており、日々の支援を通してファンを広げていこうと考えております。事務所の規模を大きくしていくことを目的にするのではなく、支援を通してファンを増やし続けられる事務所でありたいと考えています。

それを実現する為にも、理念として掲げている「専門性」「迅速性」「誠実性」を忘れずに、専門性を兼ね備え、迅速で誠実な支援を心掛けております。

 

お客様が本当に必要とする支援をする

――御社の事業内容をお聞かせください。

仙石氏:
我々の支援内容は多岐に渡ります。その理由は「オーナー経営者をサポートする」という考え方が軸にあります。オーナー経営者の悩み・課題を解決する手段として、税務顧問・事業承継・相続・M&A・IPOなどの支援の幅を広げてきました。そして、各支援に合わせたプロフェッショナルに参画して頂きながら、経営者の課題解決をより専門的にご支援できる体制を整えております。

例えば、M&A支援について、SMBC日興証券及び三井住友銀行などに在籍していたメンバーでM&Aの支援チームを創生し、また、FAS(Financial Advisory Service)で長年活躍してきたメンバーを迎え入れたりしながら、専門性を高めてオーナー経営者の悩み・課題解決を支援しています。

 

――事業承継についてはどのような事に意識してご支援されていますか?

佐野氏:
私自身、弊社の「経営者の課題を解決する」という考え方に非常に共感しています。相続や事業承継を専門的にご支援されている税理士事務所もたくさんありますが、その場合、あくまでも得意な相続や事業承継を通して経営者の課題を解決するというご支援になってしまいます。

しかし、それではお客様に最も適した支援であるか定かではなく、経営者の根本的な課題解決にはなっていないことも相応にあります。

支援できる引き出しが「相続・事業承継」なので、そこで支援をするというのはビジネスとしてはある話だと思いますが、弊社の考え方は「我々はこれができるから」「このサービスを通して支援したい」ではなく、お客様にとって何が最も必要な支援なのか、きちんとニーズを引き出したうえで、事業承継を本当に必要とされるお客様に対してご支援しています。

 

――お客様のニーズを引き出すうえでどのように工夫されていますか?

仙石氏:
ニーズを引き出すことはとても難しいことです。長年経営されてきたプロの経営者の方々に認めてもらう必要があるからです。そのような経営者からしっかりとニーズを引き出すためにも”専門性”がとても重要になってくると考えています。

やはり経営者の皆様は、しっかりと専門性を持った人に相談したいと皆さん考えられます。経営者の良きアドバイザーになっていくためにも我々が掲げる「専門性」「迅速性」「誠実性」という3つの理念は非常に重要だと考えています。

また、もちろん傾聴力を持ち真摯に向き合っております。

 

――M&Aの支援はどのような事に取り組まれていますか?

仙石氏:
分かりやすく仲介やFAなどの支援をさせて頂き、売り手と買い手をマッチングすることはもちろん、ディール時における会計・税務デューデリジェンス、株価算定をご支援しています。

また、株価算定に関して、税理士と会計士が在籍していることもありますので、M&AのためのDCA法での評価に加えて、相続における相続税・法人税上での評価をすることが可能です。

※様々なプロフェッショナルが在籍し、多岐に渡る支援に取り組まれています。

 

創業から1,000件以上の支援実績

――現在ご支援されているお客様の業種や会社規模に特徴はありますか?

仙石氏:
弊社が支援しているお客様は大きく3つに分かれています。

まず、東証一部及びマザーズなどに上場されている企業様に対して税務顧問やM&Aのサポート、そして、これからIPOを目指す社長様へのIPOコンサルティングと税務サポート非上場のオーナー経営者様の税務顧問としてサポートしています。

また、既に他の税理士さんが顧問として入っている企業様に対して、セカンドオピニオンとしてサポートさせて頂く事もあります。

 

――御社の強みは何ですか?

仙石氏:
お客様との距離が近いということが強みです。距離が近く、信頼して頂いているからこそお客様同士をお繋ぎさせて頂くこともございます。まさに”business to fan”を体現できていると考えています。

コロナ禍において、リモートでお客様とコミュニケーションを取ることも増えましたが、感染防止に努めつつオフラインでお会いすることも意識して取り組んでいます。

その甲斐もあってか、創業から2020年までで事業承継やM&A・IPO・税務でサポートさせて頂いた案件は1,000件を超え、年間でおよそ100件以上のお客様をサポートしています。

 

――プロフェッショナルのコンサルティングファーム

仙石氏:
また、これまで数多くの企業様を支援させて頂いた実績もあり、高い価値を提供し続けるプロフェッショナルな会計ファームとしてMS-Japan様よりBest Professional Firmという賞を頂きました。

グループとして税理士法人とFAS(Financial Advisory Service)が一体となり支援している特徴があるため、税務でご支援していたお客様に対して事業承継・M&Aでも支援をしたり、逆にM&Aの支援をしたお客様の税務顧問として引き続きサポートをさせて頂くことも多くあります。税理士と公認会計士の両者が在籍し、両軸でサポートしています。

 

これからの取り組み

――今後注力していきたいことはございますか?

仙石氏:
老舗企業やベンチャー企業等、会社である以上は、必ず終活が発生します。
今はベンチャー企業であってもいつかは事業承継・相続について考えなければいけません。現在税務顧問などでご支援させて頂いている会社様に対しても、会社及び経営者の最後を見据えたうえで継続的にサポートしていきたいと考えております。

例えば、お子様に株を譲るのであれば、事業承継や相続が発生する前からでも資産管理会社を作って相続税対策をするといった取り組みができます。ベンチャーから終活まで、長期に渡ってご支援したいという想いが根底にあります。

またM&A支援においても、M&Aで売却して終わりではなく、売却して得たお金を後世に残していくために相続税対策をご支援したり、買い手様の税務顧問として継続的に支援していきたいと考えています。

 

経営者へのメッセージ

――事業承継をお考えの経営者・後継者へメッセージをお願い致します。

仙石氏:
経営者にとって事業承継は一度きりの出来事です。我々は業務として様々な企業様を支援させて頂いているので、しっかりとノウハウを持ってサポート致します。大切に育ててきた会社や役員・従業員への想いをしっかりと繋いでいくためにも、信頼できる良きアドバイザーをお探し頂ければと思います。

 

佐野様:
事業承継は会社にとってもやり直しの効かない一度きりの取り組みです。会社の将来も変えてしまうかもしれない一度きりの取り組みをご支援させて頂いていると日ごろから感じています。それだけ重要なことだからこそ、お手伝いできることは精一杯サポートさせて頂くという覚悟を持って業務に励んでおります。

業務的な点で言うと、株式を集約していくことが事業承継におけるポイントだと私は考えています。何より株式は大切な財産です。株式を誰に継いでいくかしっかりと考え、是非とも専門家にご相談頂ければと思います。

 

アチーブメントグループCEOの青木仁志氏と「人生を変えるお金の話」を共著、楽天ブックス総合ランキング1位に輝く。

<本を執筆された思い>
「お金」は人生に大きな影響を与えます。そんなお金と幸福にはどんな関係があるのか、そもそもお金とは何なのかを考察したいと思い執筆致しました。「お金を持っていたら本当に幸せなのか?」といったところに触れていますので、是非経営者の方にはお読み頂きたく思います。

 

仙石 実 氏
南青山アドバイザリーグループ CEO/公認会計士・税理士

 

佐野 誠
南青山税理士法人 シニアマネージャー/税理士