地方のM&Aを広めていくエムカケ東北の発信者|株式会社メルサ

自身のM&A経験から地方のM&A支援をされている株式会社メルサ 代表取締役 鈴木氏。ご自身がされたM&A経験のお話や現在の支援内容をお伺いしました。

ーーー社名の由来を教えてください。

まず、私は自身が49歳の時に会社を売却いたしました。決断の早さでかなり良い金額で売却することが出来ましたが、当時高校3年生の息子と高2年生の娘と小学6年生の息子という育ち盛りで、まだまだ教育資金のかかる子供たちもいた為、そのままリタイアするという選択肢はありませんでした。そこで次のステージを考えた際に、元々リネンサプライの会社をやっておりましたので、リネンサプライに関わる仕事にしようと思いました。しかしながらこの思いは競業避止のM&A契約上断念しました。

自身も会社売却というM&Aを経験したことでM&A事業に興味がありました。しかし、約20年前にはM&Aはほとんど注目されておらず。支援する企業も少なかったので、自身でM&Aを支援していきたいと思いました。

そして、地元の介護施設の立ち上げに関わったり、デイサービス施設の構想等のシルバービジネスにも携わっておりました。

更に、エデュケーション(研修・教育)事業も行っておりました。

以上のM&A仲介事業の『M・A』リネンサプライ業の『L』シルバー支援事業『S』研修教育のエデュケーション事業の『E』の4つの事業の頭文字を組み合わせて『MELSA-メルサ』と名付けました。

この名前には、私自身の経験やその後の目標や夢を込めたかたちとなります。

 

ーーーM&A事業をスタートしたきっかけを教えてください。

自身がM&A経験者としてM&A事業に注目しておりまして、今後は社会に必要な事業だと思いました。そこで、上手く事業をスタートさせるには、自身の会社や事業に注目を集めることだと思い、まず始めたのが『私が会社を売った理由』という本を執筆しました。この本がマスコミや行政の方から注目を集めることが出来、全国の商工会議所や中小機構や金融機関の講演会に呼ばれる機会が多くなりました。当時、まだ認知度の低かったM&Aや事業承継を広める活動を積極的に行っていきました。その成果もあり、色んなM&A仲介企業やメディアと繋がりが出来て、様々なところからお問い合わせをいただく事が多くなりM&A事業をスタートいたしました。

 

ーーー主なご支援内容を教えてください。

私自身は、M&Aの知識は他のスペシャリストに比べれるとそこまで豊富ではありませんが、自身のM&A経験等を発信してM&Aを広めて興味を持った会社に仲介業者を紹介するということを行っておりました。その中で、2021年から『エムカケ東北』というプロジェクトをBATONZ様のご協力も得て始動しました。『エムカケ東北』とは、『エムアンドエー駆け込み寺東北』の略で、望まない廃業を防ぐ手段としてM&Aによって中小企業を救済する為に、官民そしてM&A事業者が一体となって連携して支援を行う団体となります。参加企業も15社とパートナーシップと結ぶことが出来ました。このエムカケ東北の認知度を上げて東北の中小企業を支援しております。

この様にまだまだ浸透していないM&Aを東北の中小企業へ広める為にどの様にやっていったら良いかのアイデアを日々考え、活動しております。

関連URL:https://www.yozannet.com/mkake-tohoku.html

ーーー御社の強みを教えてください。

身内承継していた会社を私が49歳の時に先代の社長(父親)を説得して会社を売却しました。そして、売却後に今のメルサになりますが第二創業を経験しました。

現在は、人生100年時代と言われていますが、社長のリタイア後に触れているものはありません。会社を売却して、社長がリタイアしてしまうと今までの会社で付き合っていた人達との関わり合いが新しい社長に引き継がれるので段々となくなっていきます。なので、セミナー等でもよく話しますが、「ネクストステージとして、売却後の人生設計がものすごく大事」となります。私の名刺の肩書きは「M&Aネクストステージアドバイザー」です。

私自身、ネクストステージとしてメルサを立ち上げて約20年大変なこともありましたが、楽しく充実した日々を過ごせています。

これまでの私の「身内承継」「会社売却のM&A」「第二創業の立ち上げ」「ネクストステージの充実」この4つを経験していることが最大の強みとなります。この経験から、事業承継を考えている方や売却のM&A等を検討されている方たちに適切で実のあるアドバイスをすることが出来ます。

 

ーーー今後、注力していきたいことを教えてください。

現在東北だけではなく、どの地方の中小企業もそうですが、後継者問題等で逼迫している現状があります。その中で、まずは東北の中小企業を救うべく「エムカケ東北」を広めてM&Aの認知度や理解を深めてもらえる様にしていくことに最大に注力していきたいと思っています。

特に、業績があまり好調ではない企業や多額の手数料を支払うことのできない企業、そういう企業と繋ぐことの出来るスモールM&Aのプラットフォームを広めていくという面でも、この「エムカケ東北」を知ってもらい、正しくM&Aを行ってもらえる為に活用してもらえる様に今後、更に注力していきたいとおもっております。

 

ーーーM&Aを検討している経営者さんや後継者さんにメッセージをお願いします。

売却を考えている経営者さんには、是非「売却後の人生」を考えて欲しいと思います。今は、人生100年時代です。売却してから20年・30年の人生があります。売却を検討されるのではあれば、同時に売却後の人生であるネクストステージを良く考え、設計してほしいと思います。経営者としては、「売って終わり」になりますが、個人の人生はまだまだ続きます。そのネクストステージを豊かに実りあるものにして欲しいと考えています。また、現在はコロナの影響で経営が逼迫している企業が多くありますが、売却のタイミングを間違えてしまえば、売れなくなってしまうこともあります。なので、悩む前にまず相談して変な先入観等を持たずにM&Aにチャレンジして欲しいということを経営者さんには強く発信したいと思います。

後継者になろうと考えている方たちには、「この事業に本当に興味や面白味を感じるか」や「天職として事業を盛り立てていけるか」をよく考えて欲しいと思います。単に「儲かるから」「基盤が出来ているから」等の安易な考えだけでは、何かトラブルが起きた時や想定外な事象が起こった際に立ち向かっていくことが出来ません。

M&A後も双方に良く考えて行動して欲しいと思います。

 

株式会社メルサ

代表取締役:鈴木 均 氏

事業承継ラボ

日本は大廃業時代に突入するとも言われ、 「事業承継」をいかにうまく行うか。そして、次の世代交代で新たなチャレンジを「IT」と「マーケティング」を活用して実施していく必要がある。 そんな、チャレンジングな強い日本企業の成長を支えて行きたいと考えています。 Facebook URL https://www.facebook.com/jigyoshokeilabo/ Twitter URL https://twitter.com/jigyoshokeilabo