『M&Aは目的ではなく手段』M&A仲介に拘らず、企業にあった事業の更なる成長をご支援されている株式会社AIGATE。幸せなM&A実績やご支援内容などを取締役の安岡氏にお伺いしました。

ーーー御社の名前の由来を教えてください。

代表の竹尾が鹿児島出身でして、鹿児島弁で「ありがとうございました」を「あいがてさげもした」と言います。まず、そこから着想を得て「AIGATE‐あいがて」としました。

また、英語でも「A」日本語でも「あ」から始まるので検索してもトップの方に上がってくることも業界でトップを目指して成長していく会社を作りたいとの思いから「ARIGATE」と名付けました。

更に感謝することの大事さも忘れずに持っていこうという意味合いも込めています。

 

https://aigate.co.jp/

ーーー事業スタートのきっかけは

弊社の代表はAIGATE創業前からファンドと共同で通販会社の事業再生を行っていました。事業再生や事業を急成長させるにあたって、新規のお客様をテレビやWEBでどの様に獲得していくのかという宣伝・広告と商品を試しに使ってもらったお客様へ定期購入をおすすめしたり、解約をご希望されるお客様へきちんとアドバイスや説明をして商品のファンになって使い続けてもらうコールセンターの存在が極めて重要になります。

事業を成功させていく中で、オペレーショナルエクセレンスに磨きがかかってきました。このノウハウをBtoBで色々な会社にご提供出来ると思い、「広告代理業」や「コールセンター」といったものをやるために企業に至りました。そして、様々な企業にサービスご提供していく中で、事業の上流にあたる部分へのコンサルティングの必要性が見え。また、ソリューションの一つとしてインオーガニックへグロースする必要性も感じた為、M&A事業に着手しました。

D2Cの会社では、年間売上数十億~百億ぐらいで成長が止まってしまう企業が多く、「こういう会社を買いましょう」や「この事業は、集中力のあるこういう企業に売却しましょう」等のコンサルティングアドバイスをする中で生まれたのがM&A仲介事業・アドバイザリー業務となります。

 

ーーー支援内容を細かく教えてください。

一つは、コンサルティング事業になります。主に、D2Cのメーカーや脱毛サロン等のサロンを経営されている企業へ『どの様に事業拡大をしていくのか』ということを広告やコールセンター、店舗プレーション、商品開発、様々なクリエイティブからコンサルティングさせていただいています。

二つ目に、その事業上流から派生した広告代理業であったりコールセンター運用や人材派遣も行っております。また、蓄積したWEB広告のノウハウを活かしてWEBメディアの運用も行っております。

三つ目に、M&A仲介事業になります。M&A事業はIT特化型となり、IT領域において仲介させていただくということを行っております。この様に一つの会社をトータルで支援出来る様な事業内容となっております。

 

ーーー御社の強みを教えてください。

まずは、IT領域という中で我々ほどに事業を理解して実際に事業成長をさせられる仲介業者は他に存在していないと思っております。例えば「WEBメディアを売りましょう」となった際に、中身も実態も良く理解しておりますし、もちろんのこと運営も可能です。

どの案件が良い物・良くない物の判断も的確・スピーディに行えます。また、買い手企業が迷われている時にも買収後の事業成長のアドバイスも行うことが出来、更に実際に業務を受けることもいたします。メディアの運営だけならば他社様でも出来るところはあるかと思いますが、弊社はメディア・EC・D2C・アプリも対応可能なところが一つの強みだと思っています。

二つ目は、メンバーが元々、戦略コンサルや事業再生コンサルやクロスボードのM&Aを生業にしてきた者が多く、どちらかと言えば仲介だけするのではなく「事業をより成長させるにはどうすれば良いか」を主に活動しています。『売却するのは目的ではなく手段』というところにコミットした人材を揃えています。事業再生において様々なスペシャリストを揃えているところも差別化の要因となっていると思っています。

三つ目は、スピードになります。例えば、大手の仲介会社のある売り手企業と同じタイミングでスタートしても弊社の物量とスピードが圧倒しております。弊社は、手付金なしでやらせていただいておりまして、その中でも「どこよりも早く、多くの案件も持ってきてもらえる」と感謝のお言葉をいただいたりします。

 

ーーー御社の強みが生きた事例を教えてください。

ビズリーチサクシード様にもご掲載いただきましたが、あるアプリのご支援させていただきました。

2月ぐらいに着手し始めて5月末には譲渡完了、相当なご満足をしていただけたかと思います。更に同時に買い手企業にもコンサルティングさせていただきました。買い手企業は関東にて写真館を運営されておりましたが、店舗ビジネスという特性上コロナの影響を相当受けてしまっておりました。そんな中、生まれた赤ちゃんの写真を1年分素敵なアルバムにしてお届けするというアプリを運営されている売り主様をご紹介させていただき、DX支援という文脈中で商圏を店舗周辺から日本全国に拡張するお手伝いを、M&Aだけではなくプラスαのコンサルティングまでさせていただいた案件は直近で象徴的な事例になります。

https://aigate.co.jp/news

 

ーーー今後は、どの様なことに注力されていきたいですか?

今までは東京のITを得意とされている企業がD2Cやメディアを買われるということが多かったのですが、最近では地方の企業がD2Cやメディアを買って新たな顧客の流入に繋げていきたいというお声を頂戴することが多くなりました。しかし、インターネットが得意でない会社が多く、社内にも人材いらっしゃらず、外部に依頼するにもどうしたものかという状況で、でもこのまま地方で変わらずに続けていても先が広がっていかないという危機感を持っていらっしゃいます。その様な企業に売って終わりにする仲介ではなく、適切な案件をご紹介するのはもちろんですが、購入後のサポートもきちんとさせていただきます。この様に、地方企業のDX支援としてM&AプラスPMIとしてやっていきたいと思っております。

 

ーーーこれからM&Aを考えていらっしゃる経営者さんや後継者さんへメッセージをお願いします。

M&Aに負のイメージの側面もあるかと思います。例えば「売った後も従業員は幸せか」とか「買った後、事業がなかなか伸びていかないのではないか」等の心配や課題。しかし、間違いなく幸せなM&Aは増えてきています。M&Aは目的ではなく、あくまでも手段です。手段の一つとして選択肢に考えていただき、お気軽にご相談いただければと思います。

 

AIGATE株式会社

代表取締役 竹尾 昌大 氏

取締役 安岡 義朗 氏