企業の持続的成長を追求する真のM&Aアドバイザリー集団として|株式会社Innovation M&A Partners

現状のM&Aのあり方に疑問を持ち、M&Aした企業が幸せになれるM&Aをご支援する目標で設立された株式会社Innovation M&A Partners。今後の活動方針や支援内容を代表取締役社長 内山志功氏にお伺いしました。

ーーー事業をスタートした背景を教えてください。

前職で多くのM&Aに関わる中で、M&A業界への様々な疑問を抱える様になり、取締役の木村と当時からその疑問点について良く話し合っていました。その疑問や改善点へのアプローチを試案している中で、なかなかサラリーマンの枠ではアプローチ方法や支援内容に限界があると思い、起業も含めて考えていく様になりました。

近年M&A件数は増加傾向にあり、日本の上場企業が関連したM&A件数として2019年は過去最高の件数となっていますが、中小企業の事業承継においては、2025年に経営者が70歳以上となる約245万社のうち半数以上の127万社で後継者が未定で、中小企業の「2025年問題」ともいわれるほど注目されています。このような社会的課題を解決するために、第三者承継の手段としてのM&Aを仲介・支援する事業者が果たせる役割の社会的意義が高まってきています。M&Aのブティックとは、昔ながらの営業というかアウトバウンドして対面営業していくという様な足で稼ぐ方法が主流です。一部、プラットフォームを活用した方法もありますが、「M&Aのデジタル化」はまだまだ我々が支援するべき企業に適合出来ておらず、効果は限定的というのが現状です。ですから、違った形のアプローチのツールだったりプロダクトを持っている企業と一緒にやりたいと考えていました。その中で、マーケティングのツールや動画掲載のプラットフォームだったりと、色々なツールを持っているイノベーショングループと知り合うきかっけがあり、是非一緒に挑戦したいと感じ、イノベーショングループの力を借りてスタートすることが出来ました。

 

URL:https://www.ma.innovation.co.jp/

ーーー具体的な支援内容を教えてください。

2020年10月から始動したばかりなので、まだ活動の範囲は広くありませんが、M&Aのスペシャリストとして、主にM&Aアドバイザーの活動を行っております。単にM&A仲介だけを行うのではなく、アドバイザーとして、もちろんM&Aのご紹介ご案内はいたしますが、ただM&Aを「YES」か「NO」で捉えて一早く「YES」を言わせると言ったことや「NO」と仰る方はお客様ではないという様なことはしたくないと考えています。

日本は会社の売買に対しまだまだ消極的です。中小企業は特に事業承継ニーズが高いのですが、M&Aの有効性や必要性が正しく理解されていない状況にあります。結果として、M&A実行は、アドバイザーの恣意性により事業規模、業種、エリアなどに大きな偏りがあり、潜在的なニーズが放置されてしまっています。弊社では、小規模案件への積極的な取り組みをはじめとして、このような偏りを是正し、M&Aニーズの顕在化を図っていき、企業の持続的成長を追求するアドバイザリー集団として、株式の承継だけではなく、経営資産を適切に引き継ぎ、企業や事業の持続的成長を支援していきたいと考えています。なので、経営に課題を感じてご相談に来てくださる方にイノベーショングループでどの様にお役に立てるかを考え、アドバイスさせていただき、最終的にM&Aが最適となればアドバイザーとして最大限バックアップ・ご支援させていただきます。事業課題として、集客をあげている企業様があれば、グループ内のマーケティングオートメーションツールの導入など、弊社グループのリソースを活用して、お力になれることはバックアップさせていただきたいと思っています。実際、買い手企業としてご相談を受けて色々と内容をつめていった結果、コンサルティングアドバイスで終了した事案などもございます。

 

ーーー今後、注力されていきたいことを教えてください。

まだ発足したばかりで弊社のカラーや強みが明確に確立している訳ではありませんが、現時点で小規模な会社や地方案件のスモールM&Aへの取り組みは、弊社の特徴となっていると考えています。この領域に限ったわけではありませんが、今後も地方のM&AやスモールM&Aには、注力していきたいと思っています。

また、M&Aは事業者の為の選択肢としてあるべきだと思っています。しかし、M&A仲介業者が一番高給取りになってしまっている現状があります。本来M&Aとは、M&Aした後、株主様・経営者様に安心を与え、事業シナジーによって業績を伸ばし、社員の方や関係する企業様に還元していくための選択肢だと思っております。付加価値を付けていったりして業績を伸ばした結果、社員の方たちの生活や関係する取引先に還元されたりとする為の選択肢だと思っております。ですから、我々はM&Aの仲介・支援にとどまらず、中小企業の事業承継での親族・従業員承継の支援や、相続税対策による事業承継促進など、優秀な中小企業の経営資源を次世代に引き継ぎ、継続的発展がなされるように、M&A後の企業の幸せにフォーカスし、広く日本社会に貢献する企業にしていきたいと思っております。

 

ーーー事業承継やM&Aを考えている経営者さんにメッセージをお願いします。

私たちはM&Aのスペシャリストとして事業を行っておりますが、M&Aしか選択肢がないとは思っておりません。また、M&Aが全てを解決出来るとも思っておりません。経営の課題をどう解決は、人ぞれぞれケースによって異なります。そこで、経営者と一緒に伴奏できるアドバイザーとして我々の様な業者をうまく活用して選択肢の幅を広げていただければ良いなと思います。弊社もですが、着手金も中間金も頂かない会社はちょこちょこと出てきています。その様な会社の場合、成約しなければ一円もお金がかからないということになります。今後の経営方針で悩まれていることがあるならば、物は試しの気持ちで相談してみて欲しいと思います。

 

株式会社Innovation M&A Partners

代表取締役社長 内山志功 氏

 

事業承継ラボ

日本は大廃業時代に突入するとも言われ、 「事業承継」をいかにうまく行うか。そして、次の世代交代で新たなチャレンジを「IT」と「マーケティング」を活用して実施していく必要がある。 そんな、チャレンジングな強い日本企業の成長を支えて行きたいと考えています。 Facebook URL https://www.facebook.com/jigyoshokeilabo/ Twitter URL https://twitter.com/jigyoshokeilabo