地道に研究を重ねた戦略を実行することによって実績と成果を得ることが出来ると教えてくださったマラトンキャピタルパートナーズ株式会社 代表取締役 小野 俊法氏事業スタートの経緯や事業内容をお伺いいたしました。

ーーー名前の由来と事業スタートした経緯

マラトンとは、マラソンの語源になった言葉で「マラトンの闘い」という少数の軍隊が多数の軍隊に徹底的な分析と愚直な実行で勝利を収めた闘いです。徹底的に考えられた戦略を愚直に実行出来れば勝利出来るというものです。これはビジネスにおいても同じと考えております。また、私自身が学生時代、長距離選手でしたが決してフィジカルに恵まれていた訳ではありませんでした。そこで知恵を使い、タイムを縮めるためにはどうしたら良いかやどの様な練習方法が良いか等を研究に研究を重ね、それを実行に移しました。その結果、同学年では日本でトップクラスのランナーになことが出来ました。その考えは中小企業のビジネスにも大いに当てはまります。徹底的な分析と研究を愚直に実行に移すことで小さな力で非常に大きな結果を得る事ができる事を体験し、その構造を理解して参りました。このように実践することが出来れば、中小企業から上場する会社を目指すことも可能になるとの思いからマラトンと付けました。

また、私自身が不動産ファンドから投資を本格的に始めたのですが、不動産はすでにある建物や土地をどうするかを考えるしかありません。その決まり切った枠の中で仕事をすることに面白味ややりがいを見出せなくなっておりまして、事業のファンドに興味も持ちM&Aアドバイザリーを経て事業ファンドに参入してきた経緯になります。前職で所属していたファンドにて、投資部門でトップのポジションを任されておりましたが、その企業は、あまり精力的に事業拡大等をする会社ではなく。できる範囲で年間7・8件の事業承継案件を行っていきたいというのが社長の方針でした。しかし、事業承継ニーズが高まっていたこともあり、私はもっと大きなスケール感で事業承継問題に取り組むべき社会的な需要があり、大量の優良案件が処理しきれない位存在することがわかっていたので、スケールを大きくするためにはベストなチームで仕組を作って大きくする必要があると考えた為、独立を決意いたしました。

https://www.marathoncapital.co.jp/

 

ーーー御社の強みを教えてください。

私自身が海外にて製造業とファンドを創業して他社に売却した経験があります。その経験から海外関係に強いことがひとつの強みとなります。海外進出し、起業して日本の技術を使って海外のマーケットで事業を行ったという様な海外での起業家経験がある代表が経営する業界で国内唯一の会社となり。他と違った「地に足の着いた強み」があると思っております。主にアジア圏内を得意としており、中小起業の海外展開、海外需要獲得の為に特にアジアのネットワーク拡大をサポートする為にファンドとして資本提携を行い、中小企業様の成長市場進出、中長期的に爆発的に成長する海外顧客のインバウンド需要獲得を支援させていただくことが可能です。

また、私たちは国内ファンドでは最大のプロ経営者ネットワークを運営しております。利益が出ないことや業績に伸び悩んでいることがお悩みのオーナー様ではなく。良い後継者がいないことが最大の悩みのオーナー様が相当数いらっしゃることを事業承継ファンドを運営していく中で実感いたしました。その後継者がいないことが悩みなのを解決出来るファンドになることを目標として、プロ経営者協会を立ち上げ、現時点で約400人のプロ経営者がおります。通常は、企業を買収してから後継者を探すという方法がとられますが、オーナー様のお立場からすれば大事な会社を受け継ぐ人が「どんな人でどんな実績があって、どの様なスキルがあるか」はすごく重要なポイントです。他のファンドが出来ない後継者を先にピックアップしてお引き合わせるすることが可能なことも他と差別化出来る、弊社の強みとなって実際、過去一度も投資する機会が得られなかった様な非常に優良な企業(優良な案件)のオーナー様から直接まずは当社だけに検討を、とのコンタクトが入る様になってきており、国内で唯一のファンドに既になったと考えております。

起業経験とその企業を売却した経験があることで、オーナー様と同じ目線に立ってご相談に乗ることが可能になり、その経験が他のファンドと大きな差別化になっています。実際に、ある海外進出を考えていらっしゃったオーナー様に私の海外事業の経験や起業経験をお話した結果、DD等を話始める前から私の事を気に入って下さって他のファンドとの面談はキャンセルし、弊社と契約を結びたいとおっしゃっていただいた事例もございました。

実際に書類上の数字等だけで会社を見て相談に乗るのではなく、オーナー様と同じ立場と目線になってご相談させていただけることが売却を視野に入れて考えていらっしゃるオーナー様にとって大きな要素と感じておりますし、他の自分の事業を作った事が無いコンサルや金融、サラリーマン出身の方々のファンドにはない特徴だと思っております。

 

ーーープロ経営者協会を作ったきっかけを教えてください。

東京都内にある、建設業サービスをなさっている企業で業績も高利益率を出していて成長もされている企業だったのですが、オーナー様がお一人で経営から細かい指揮系統までを管轄することに限界を感じていらっしゃり、また会社内でNO,2に値する人材が育成出来ていない事で将来を案じてご相談がありました。その案件はオーナー様が気に入る後継者を見つけた投資家に株式を譲る、という難しい条件がございました。本来、ファンドとしては購入していない企業へ後継者候補をご紹介する事が難しいのですが、偶然に他のファンドに所属していた友人が投資先の企業で経営を行う役割をになっていたのですが、その会社を辞めてプロ経営者になる話が耳に入りました。また、その友人の経歴も建設会社を経営していた経験があり、偶然的に色々なものがマッチングして、オーナー様へご紹介したところ彼の経歴も含めて気に入っていただけてトントン拍子で話が進んでいきました。

この経験を経て、これまでも感じてはいましたが。本来、オーナー様は売却する前にどの様な人が後継者になるのかを把握したいという要望を強くお持ちだということと売却前に後継者候補を紹介する必要性も実感する案件でした。この案件は、良い偶然が重なりマッチングすることが出来ましたが、これを仕組化することが出来れば後継者不足のオーナー様へ更なる助けになると思い、JPCA日本プロ経営者協会を立ち上げることにしました。実はプロ経営者協会をやっているから、ということで弊社、私個人に会社の事業承継を依頼されるオーナー様が増えています。実際弊社のファンドの1件目はそういったオーナー様から直接依頼された会社様への投資になりますし、月に複数件のご相談を頂いています。こういった流れでオーナー様に指名されるということは普通のファンドに十年に一件も無い話です。

また、最近では、プロ経営者協会に所属する経営者候補が自分に経営してほしいとオーナーさんから頼まれている話を我々のファンドに持ち込んで、自分だけでは投資資金が出せないので投資をしてくれないか、という様な話も増えてきました。これもプロ経営者協会を作った事の服地効果ですが、こういった形で案件を獲得しているファンドは国内に存在しないのでそういった意味でも国内で唯一無二の仕組みを作れたと考えています。

 

ーーー今後、ご注力されていきたいことは?

我々の強みの1つでもあります、プロ経営者協会を抱えているという点をより成長・拡大させたいと思っております。プロ経営者協会に所属するプロ経営者を数千人にまで広げていきたいと思って現在も活動しております。そうすることによって、「利益が出ていて順調なのに後継者不足の為、良くわからない方に譲るぐらいなら廃業を選ぶ」という黒字清算してしまうという会社を0にしていきたいと思っております。プロ経営者協会を拡大して数千人の規模にして、日本全国に活動できる人材を確保することによって多種多様なオーナー様のニーズや後継者不足が深刻な地方企業にも対応することが出来る人材を増やすことが必須だと思っております。

 

ーーーメッセージをお願いします。

後継者不足でお悩みの企業オーナー様が独自に後継者を募集されても優秀なプロ経営者が集まってくることは、まずありません。そこで諦めてしまわずに選択肢の1つとしてご参考になることもあるかと思いますので、是非一度弊社のホームページをご覧いただいてコンタクトをとっていただきたいと思います。また、弊社は事業承継ファンドとして有力だと自負しておりますし、国内ファンドで個人取り組んだ案件数は40件以上、弊社メンバートータルでは60件以上と個人レベルの経験数ではトップとなりますので、現場経験も豊富です。安心して黒字清算をご検討される前に一度ご相談いただきたいと思います。

プロ経営者候補の方には、能力はあるのに企業を売却するだけの資金がなくてお悩みの方はファンドと一緒に事業承継するという手段もあります。是非私が代表理事を務めておりますJPCA日本プロ経営者協会への登録をお願いいたします。また、企業オーナー様から「あなたに後継者になって欲しい」と打診は受けているのに、株を何億も自己資金で売却することが出来ずにいらっしゃる後継者候補の方は、その案件ごとご相談に乗ることが出来ますので、お問い合わせいただきたいと思います。