- 事業承継を考えている家業持ち/アトツギのあなたは、いまSNSをどうやって使っていますか?
「家業や事業承継に関する悩み、匿名のSNSで呟いてみたいが、TwitterやFacebookは親や友達、知り合いにフォローされているから、なかなか家業のはなしがしづらい」
「家業を継ぐ前に将来のキャリアや他の展望について模索したい。同じ境遇の人の情報が知りたいがSNSには情報が溢れすぎていて…」フォロワーとの交流で盛り上がり、タイムラインでの情報収集でSNSが便利な世の中ですが同時にこのようなお悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか。
そんな家業にかかわるすべての人たちに寄り添う、新しいSNSプラットフォーム【家業エイドTALK】がオープンしました。
運営元は、日本全国9000人を超える家業関係者のコミュニティ、家業エイド。
家業エイドは、継ぐ・継がないにとらわれない新しい家業との関わり方を実現するための「共創型」コミュニティです。
気になる機能は?
今の気持ちをリアルタイムに呟いたり、気になるユーザーをフォローしていいねを送り合ったり使い方は基本的なSNSと同じですが、TALKならではの機能を2つご紹介。
家業の情報だけが集まるタイムライン
家業エイドTALKは日本全国の家業持ちが日々発信し、家業に関する情報が集まる”家業の集合知”の場。
ユーザーのステータスによってタイムラインの情報が最適化されるしくみ。家業を継いでいるのか、いないのか、家業の業種や規模、所在地を登録することで選んだ情報に合わせて一人一人に合った情報をタイムラインに表示させることが可能。
タイムラインを眺めるだけで、あなたの家業に役立つ情報、家業持ちだから分かる情報と出会うことができます。
Twitterとの連携機能
特筆すべきは、Twitterとの同時投稿機能。家業エイドTALKにお手持ちのTwitterアカウントを連携することで、家業エイドTALKで投稿した内容をTwitterへ同時に投稿することができます。また逆に、TwitterからTALKへの投稿の連携もハッシュタグを使って簡単にできるので二つのSNSを行き来する必要もありません。
もちろん連携機能はオフにすることもできるので、家業TALK内だけに留めておきたい家業の悩みや困りごとは家業TALK内だけに投稿するという「鍵付きのサブアカウント」のような利用も可能。
親や家族内にはちょっとだけ秘密にしておきたいような悩みも、家業をもつ仲間だけにこっそり打ち明けられるような、もうひとつのSNSとして活用できます。
上記以外にも、今後も続々と新機能もリリース予定!ユーザーの声を反映しながら進化する共創型SNS、「家業エイドTALK」をお楽しみください。
なぜいまSNS?家業持ち同士の新たな情報発信/交換の場へ
そもそもなぜ家業持ちの掲示板コミュニティがSNSを運営するに至ったのか?
運営メンバーの一人に話を聞きました。
ーーもともと家業エイドでは、家業持ちさん、アトツギさん同士で情報交換ができるようなオフラインのイベントや掲示板を運営していました。そこでユーザーさん同士が繋がって事業承継や第三次承継を決意される方、悩みを話し合うことで家業の問題を解決する方が現れてきたり、当時コミュニティの中ではユーザー同士の面白い化学反応がいくつも起こっていました。
ただ、コロナ禍でイベントがなかなか開催できなくなり、情報発信や交流の主な場所が掲示板に移っていったんです。
ただ掲示板ってなかなか型式ばった投稿が多くてそもそも気軽に投稿をしてくださる方も少ないんですよね。掲示板への投稿はFacebookへの投稿をイメージしていただくとわかりやすいでしょうか。同じSNSでも、Twitterではリアルタイムで細かい情報を多く発信、リプライ機能で双方向のコミュニケーションが生まれますが、Facebookでは投稿頻度は少なめで大きな情報が一方通行に発信されることが多いですよね。Facebookのような掲示板での交流もメリットはもちろんありますが、これまでイベントで発生していたような「家業持ち同士の交流で生まれる偶発的な情報交換・気軽に家業について話せる場所」というのが不足してしまっていたんです。
ユーザーさんからもそういった場が欲しいというお声は多くいただいておりました。
そこで生まれたのが家業エイドTALKです。
最近、オンラインで座談会イベントを久しぶりに開催したのですが、とあるユーザーさんが「家業エイドで繋がった方が「ものづくり補助金」を申請して補助金を受け取ることができたという話を聞いて興味を持ったことをきっかけに、自分も申請してみることにした」という話を聞きました。
ネットで調べればこのような家業持ちに関係する補助金についてはいくらでも出てきますが、実際に自分で調べて申し込み、助成金を得る、となるとなかなか億劫で行動に移す人もそれほど多くないようです。それでも今回のユーザーさんは【同じ境遇の家業持ちから情報や体験談を実際に聞いたこと】によって「よし、自分もできるかも、やってみよう」と行動に移すに至ったそうです。
家業エイドでは、このように同じ境遇の家業持ちのユーザー同士の交流から生まれる情報価値の高さが強みなんです。こういった交流がTALKを通じて日常茶飯事に行われたら…発信された情報は全国の家業にかかわる人たちの問題の解決の糸口になったりするかもしれないですよね。
家業エイドTALKでは家業のはなしを気軽にするのはもちろん、何も呟かなくても、投稿をしないといけない、フォロワーを増やさないといけない、そんな心配をせずに、投稿を見るだけ、イイネを送るだけでも居心地の良さを感じてほしいです。
今後も家業エイドTALKをもっと盛り上げて、家業にかかわる全ての人に寄り添う【もうひとつのSNS】そして【家業の情報の集合知】になるよう運営をしていきたいと思っています。
(文:鈴木智絵)